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国産車カスタマイズトレンド傾向

カスタマイズユーザー傾向より深さを求める今どきのカスタマイズユーザーは、雑誌はもちろんのこと、SNSやオフ会への参加で、カスタマイズ情報をユーザー同士で交換し、愛車のドレスアップに生かし、自分の趣味の世界を広げている。

[WAGONIST編集長コラム]インターネットを駆使してカスタマイズの醍醐味が広がる 2017.9.22

 

SNSで情報交換を行うのが基本!

ユーザー自身がSNSなどの交流サイトを通じて、積極的にカスタマイズ情報を追い求めるのが今では主流だが、元々はmixiやガラケー用ホームページでのメッセージのやりとりが人気であった。『みんカラ』(自動車好きが集うカーライフ専用ブログ)が登場してからは、インターネット上で『みんカラ』が大きな存在感を示すようになり、さらに、ここ数年は時代の流行に呼応するようにフェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどでの交流も活発だ。そうしてウェブ上でカスタマイズ情報やマイカーの写真を双方向で交換したり、実際に会ってそれぞれの愛車を見せ合ったり、カスタマイズにおいて分からないことをお互いに聞きあうという事が盛んになってきた。それが『オフライン・ミーティング』、通称『オフ会』と呼ばれるもの。オフ会はオーナーズクラブと呼ばれるSNSのグループを立ち上げた管理人やリーダー的存在のユーザーが主催していることが多く、なかには出版社やパーツメーカーを招待し、会の充実を図るクラブも存在する。参加者のカスタマイズの進度はまちまちで、かなり頑張っている人もいれば、ビギナーレベルで参加するオーナーも多数見られる。
 
同じ車種が並ぶのがオフ会会場の醍醐味。
同じ車種が並ぶのがオフ会会場の醍醐味。

 

オフ会は体験型アクティビティのハシリ!

最近では旅行やスポーツ、習い事にしても、体験や体感をウリにした参加型のアクティビティが多い。カスタマイズカーのオフ会はまさにそのハシリ。自動車のカスタマイズは机上の計算で成り立つものもあるが、プロのメカニックでないと手出しができない領域も多く、実際にパーツ等を取り付けて体感しないと理解できないアイテムもたくさんある。特に乗り心地に関連するものや走行性能の改善においては、まさにそれ。オフ会では自分が気になるパーツを装着している人に実際に声をかけて、使い心地を聞いたり、実際に助手席に乗せてもらい乗り心地を体験させてもらう…というようなことがアチラコチラで行われいる。なかにはユーザ同士でパーツの取り付けまで行う方もいる。もちろん、現場でできる範囲内の作業となるが、それも自然発生的にひとつのイベントとなり、オフ会を大いに盛り上げている。そういった情報交換や交流が目的ゆえに、大抵が同じ車種での集まりが多い。その中で行われる催しは、ビンゴ大会や写真撮影会といった内容で目新しいことが行われるわけでもないが、それでも、内容の濃い情報共有に満足して参加者は帰路につく。もちろん、そこには雑誌の影響も大きく、オフ会で取材をすることも多いため、雑誌への掲載がひとつの目標として設定されることも間々ある。

 
パーツ等を持ち寄りビンゴ大会などが行われる
パーツ等を持ち寄りビンゴ大会などが行われる

 

ビギナーでも参加しやすい空気が漂うオフ会

我々の世代は、クルマ好きの先輩が近くにいて、クルマのことを深く知りたいときは、その人のクルマ仲間に話しを聞いたり、雑誌に穴があくほど眺めて情報を集めたものだ。そういった意味では、今は同じ車種に乗る仲間がインターネットですぐに見つけられるので、カスタマイズのハードルが低くなったのかもしれない。その上で、情報交換しているうちにもっと深く知りたくなったり、情報の発信者と会いたくなることもあるだろう。始めはクルマの情報交換が目的だが最終的には気のあう仲間となり、写真を撮りあって、美味しいものを食べて帰って行く人も実際に多い。カスタマイズの進度に関係なく仲良くなれるので、ビギナーでもオフ会が楽しめる理由はそういった部分にもあるのだろう。

 

名刺交換会が行われるイベントもある!
名刺交換会が行われるイベントもある!

 

雑誌は「SNS映え」の役割も担う

今やカスタマイズという文化を思う存分楽しみたい人にとって、インターネットの利用は必要不可欠。そしてユーザー側も雑誌に掲載されたことなどをネタとして投稿することで、自身のタイムラインを「SNS映え」させている。これも楽しみ方のひとつとして定着しており、インターネットや雑誌、そしてオフ会への参加により、自分の趣味の世界をどんどん深めていけるのが、今どきのカスマイズユーザー像としては主流になりつつある。

 

パーツメーカーのブースを巡るのはビギナーでも楽しめる!
パーツメーカーのブースを巡るのはビギナーでも楽しめる!

 

 

WAGONIST(ワゴニスト)編集長 吉坂直樹