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輸入車カスタマイズトレンド傾向

イジるのが目的ではなく花見的な感覚で楽しむのが、欧州カスタマイズフリークの遊び方のようです。ちょっと古めのクルマを手に入れて、キレイに仕上げる。そしてキャンプ道具を満載してイベントに出陣。同じメーカーのファンが集ってワイワイやる。そんな遊び方をしているイベントを2つ紹介します。

【af imp.編集長コラム】欧州流、カスタマイズの楽しみ方 2017.8.23

最新のクルマをカスタマイズは確かにカッコいいけれど、ちょっとハードルが高いですよね。古めのクルマならば、車両の購入金額も抑えられて、浮いたお金でカスタマイズをするのはどうでしょうか?例えばその差額で、ホイールとタイヤ、足回りくらいまで行ってしまうのはどうでしょうか。ブッシュなどのリフレッシュも兼ねてしまえば、気持ちよく走ることが出来るようになるでしょう。
古めとはいいつつ、例えばドイツ車ならばかなりしっかり(一部そうでもないクルマもあるようですが…)作ってありますから、ポイントを絞ってパーツを交換すれば、シャキッとした状態でしかもカッコよくなるというわけです。

 

ドイツの片田舎、オーバーメーラーという空港を4日間占拠して行われるBMW SYNDIKAT ASPHALTFIEBER。欧州最大というBMWのお祭り。こちらはインターネットのサイトが主催している
ドイツの片田舎、オーバーメーラーという空港を4日間占拠して行われるBMW SYNDIKAT ASPHALTFIEBER。欧州最大というBMWのお祭り。こちらはインターネットのサイトが主催している

そういえば先日、オーストリアのヴェルターゼーという湖のほとりの街で行われたVWのミーティングと、ドイツのオーバーメーラーという空港で行われたBMWのミーティングに行ってきました。どちらもオーナーが主体のイベントで、おびただしい数の車両が集まることで有名です。日本より手に入りやすいのは言うまでもありませんが、2世代前、3世代前のクルマがそれはカッコよく変身していました。1~2週間という長期休暇が普通な欧州。この日のためにクルマを仕上げて、ドイツやオーストリアはもちろんのこと、欧州全土からやってきます。遠いところでは北欧やロシアのナンバーをつけたクルマも見ることができました。

 

オーストリアの避暑地、ヴェルター湖のほとりで開催されるGTI Treffen。ゴルフGTI乗りが集まったことがきっかけで始まったVW&AUDIのイベント。1つの街を締め切り4日間で20万人以上を動員する
オーストリアの避暑地、ヴェルター湖のほとりで開催されるGTI Treffen。ゴルフGTI乗りが集まったことがきっかけで始まったVW&AUDIのイベント。1つの街を締め切り4日間で20万人以上を動員する

ここでの主役も、やはりちょっと古めのVWやBMW。距離が結構行っていても、日本のようにガクッと価格が下がらないのが欧州での中古車の常ですが、やはり現行車よりも手に入れやすいのが2世代以上前。パーツもそれなりにあるので、カスタマイズがしやすいということでしょう。憧れていたけれど、新車のときはちょっと手が出なかったということもあるかと思います。それからお父さん、または家族、先輩から受け継いだというヒトもチラホラ。そうやって1台のクルマを乗り継いでいくというのも面白いものですね。

 

4世代も前のE36・3シリーズカブリオレなども現役。ちょっと車高を落としてホイールを履き込めばご覧の通り。ちょい古ベースのカスタマイズで楽しんでいるのは、欧州も同じ
4世代も前のE36・3シリーズカブリオレなども現役。ちょっと車高を落としてホイールを履き込めばご覧の通り。ちょい古ベースのカスタマイズで楽しんでいるのは、欧州も同じ

どちらのイベントも友人や恋人、家族で、トランクにはギッシリと荷物を積んで、時にはキャリアカーを牽引してやってきます。期間中はキャンプをしながらイベントを楽しむわけですが、どちらかというとイベントのコンテンツよりも仲間とわいわいい過ごすのが目的という感じのヒトが多いようです。日本の花見も、桜を見るのはついでで、桜を口実に集まって賑やかに楽しむという感じですよね。まさにそんな感じで、1年に1回、同じVW好き、BMW好き同士が集まって、ワイワイやる。日常のなかにカスタマイズもミーティングも入っているという、自然な感じがなんとも素敵だなと。つまりカスタマイズすること自体が最終到達地点ではなく、愛車と仲間と一緒に過ごすのが目的というわけです。
カスタマイズするならば、お手軽な中古車をベースにして、ちょっと手を入れて楽しむ。そして好きなもの同士集まってワイワイやる。季節もいい頃合いです。そんな楽しみ方をしてみてはどうでしょうか?

 

空港の芝生エリアにテントを張って4日間ぶっ通しでイベントを楽しむ。滑走路はダラダラと車列が流れているので、そこに混じって愛車を見せびらかしてもいいし、のんびりその様子を眺めていてもいい
空港の芝生エリアにテントを張って4日間ぶっ通しでイベントを楽しむ。滑走路はダラダラと車列が流れているので、そこに混じって愛車を見せびらかしてもいいし、のんびりその様子を眺めていてもいい

 

 

af imp編集長 熊崎圭輔