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輸入車カスタマイズトレンド傾向

このコラムが掲載されるころには、カスタマイズカーイベントの第一弾、東京オートサロンが終わり、2月に開催される大阪オートメッセの準備に入っている頃だと思います。新作を1月と2月に発表するというのが日本のアフターパーツ業界の慣例で、この2つのショーはお披露目の場として格好のイベントとなっています。

【af imp.編集長コラム】どの国でもクルマ好きはアツいのです。 2017.1.16

近年では、自動車メーカーが自らカスタマイズ主体のショーへ出展することも増えてきており、その場でスペシャルモデルや新型車の発表を行うことも少なくありません。もちろん彼らの軸足自体はモーターショーですが、メーカーがカスタマイズというジャンルに目を向けてきている証拠でもあります。
では欧州のショーはどうでしょうか?多くの新型車がデビューするフランクフルト・モーターショー(ドイツ)やジュネーブ・モーターショー(スイス)は、もちろん自動車メーカー主体のショーですが、チューニングメーカーにもその門戸を開いています。チューナーというよりも、コンプリートカーメーカーとして出展している場合もあり、その多くは大手どころのメジャーチューナーが顔を揃えているというカタチです。もちろん出展料はそれなりのものになるでしょうから、自動車メーカー並みの予算の掛け方なんてできませんが、それでも彼らが出展するのは、国際格式のショーに出ることで自分たちのブランド力を上げ、さらなる上客を掴みたいという経営方針からでしょう。新興ブランドであれば目指す場所のひとつかもしれません。

MANSORYブース

一昨年のIAAフランクフルトショーに出展していたMANSORYのブース。ハイエンドモデルをベースに隔絶した世界を作り上げるドイツ屈指のチューナーです

 

カスタマイズという切り口で行くと、やはりドイツで行われるエッセンモーターショーが最大規模であろうかと思います。前回は昨年11月末から12月にかけて行われ、動員人数は36万人というものですから、ちょうど東京オートサロンと同程度と言っていいでしょう。エッセンにはドイツ本国はもちろんのこと、オーストリアやスイス、ベルギー、フランスといった隣国から多くのカスタマイズ好きが集まります。年齢層も幅広く、お爺ちゃんに連れられた孫というような光景も。

エッセンモーターショー

土日ともなるとこの人出。どの国でもクルマ好きはアツいのです。日本の入場者は男性比率が高いですが、こちらでは老若男女が集う感じですね

 

アフターマーケット向きのエッセンショーでも、ここ数年様子が変化して行っているのがわかります。先に述べた自動車メーカーの出展です。私が通い始めた20年前といえば、会場は100%アフターパーツで占められていました。しかし今は大きなホールの”いい位置”に自動車メーカーのブースがレイアウトされています。もちろん新型車を並べてはい終わり、なんてことはなく、例えばBMWではBMW Performanceなどメーカーで施したチューンドモデルや、DTMやTCRといったレーシングカーなどの展示が行われています。

レーシングカー ブース

E30 M3やCクラスなど、往年のレーシングカーもずらりと並んでいます。レースが好きな層が幅広いというのも、ヨーロッパの特徴と言えるでしょう

 

もうひとつエッセンモーターショーで特徴的と言えるのは、ユーザーカーの展示でしょう。これはドイツの他のアフターマーケット向けのショーでもあるのですが、エッセンは特にその台数が多いように感じます。オリジナリティ溢れる車両がずらりと並ぶ様は壮観。チューナーたちの車両とはひと味違う世界を見せてくれます。ここは日本のクルマいじり好きも負けてはいられませんね!

Tuning Experienceコーナー

自慢の愛車を並べるTuning Experienceコーナー。選ばれた車両だけということで、カスタマイズのレベルは最高。日本では考えられないようなスタイルも

 

エッセンショー物販

物販が充実しているのもエッセンショーの特徴。壁一面に積み上げられたテールレンズやマフラーなどを特売。その場でパーツを担いで帰る姿もよく目にします

というわけで、エッセンモーターショーを中心に欧州のショーを書いてみましたが、日本も東京オートサロン、大阪オートメッセを始め、各地でさまざまなショーやイベントが盛り沢山です。新しいアイテムやアイディアを探しに、出かけてみてはどうでしょうか?
af imp.編集長 熊崎圭輔