このエントリーをはてなブックマークに追加

自動車研究所 調査レポート

自動車業界を熟知するシンクタンクがカーライフにまつわる様々な事象をリサーチ! 市場調査によるリアルなデータから、カーライフへのヒントが見つかる!【2016.2.25更新】

 

ハイブリッドカーを買うひとはココを見る! 2016.2.25

ランニングコストの低さこそが正義

もはや日本のスタンダードともいえる「ハイブリッドカー」。ハイブリッドカーは、今日、国内で広く浸透し、そのユーザーに年代、性別の隔たりはありません。車両価格が通常のガソリンモデルと比べて少々高いハイブリッドカーではあるが、ハイブリッドカー・ユーザーはその後のカーライフで「ランニングコスト」をできるだけ抑えることを最重視する傾向があります。今回は、そんな大勢のクルマユーザーが、次のクルマを実際に購入する際に注目するポイントについて調査を実施しました。

 

 

img_Graph_soukn1602-05_haiki

燃費に敏感なクルマユーザー

とくにハイブリッドカーなどのエコカーに関心を持つユーザーにとって、「大排気量」という言葉は燃費の悪さに直結するネガティブなイメージがあります。以前は高性能車を中心に、多気筒、大排気量を競う風潮がありましたが、今日では、排気量を小さくしてターボなどで加給する、いわゆる「ダウンサイジング」が主流となっています。ダウンサイジングターボを搭載するクルマと違い、ハイブリッドシステムは比較的排気量の大きいモデルにも搭載されるのですが、今回の調べでは、多くのクルマユーザーが排気量を重視するという傾向が見て取れます。

アンケートではとくに20代、30代の世代のひとが「排気量」を重視していることがわかります。一方、60代以上になると「排気量」に対する関心は薄くなります。若いファミリー世代が多く購入するミニバンの多くが排気量2L以下、熟年世代に人気のスポーツセダンやクーペが比較的排気量が大きいという傾向は、図らずともユーザーマインドに合致していると見ることができます。

 

 

img_Graph_soukn1602-02_eigyo

クルマビギナーは丁寧な説明を求めている

中古車販売店に行ったひとの話を聞くと、「お店のひとが、付きっきりで説明するので疲れた」というような感想と、それとは反対に「何も説明してくれず、無視されたみたいだった」と憤慨する感想を耳にします。これは販売店スタッフとしては、じつに対応が難しいところでしょう。アンケートによると、20代、30代の世代のひとは、営業担当者からの情報提供の多さを重視しています。一方、60代以上になると、その重視度は低くなります。クルマビギナーは、不安から、より多くの情報を求めるのに対して、ベテランユーザーは独自の判断基準を持っているため、お店からの説明を必要としていない、といった構図が推察されます。

 

 

img_Graph_soukn1602-03_ext

ボディのキズには敏感

中古車の購入経験別に、中古車物件の状態をどの程度気にするかを調べてみました。外装のキズやヘコミに関しては、8割以上が気にすると回答。また、購入の経験回数が増えるにつれて、気にするひとの割合も高まっている点は注目に値します。それは、より「目が肥えてくる」ということなのかもしれません。

 

 

img_Graph_soukn1602-04_nioi

室内の臭いは主要な判断基準

中古車の購入経験別に、中古車の車内に残る「臭い」をどの程度気にするか調べてみました。全体的に非常に多くのひとが「臭い」に対してセンシティブなことが明らかになりました。とくに中古車購入経験が無い、初心者ユーザーは室内の臭いに敏感な傾向があります。

 

 

img_Graph_soukn1602-01_enz

メカニカルコンディションも重要

中古車購入経験が多くなるにつれて、「エンジン状態」など、メカニカルな面を気にするひとの割合が高くなる傾向が見られます。駆動系の技術的進化は燃費にも大きな影響を及ぼすことから、エンジン性能についての関心度は全体的に高くなっています。

 

 

まとめ

合理的なユーザーであることを認識

今回のアンケートから、クルマユーザーが重視するのは、何よりも「お得感」であることがわかります。ランニングコストを気にする彼らは、ボディの補修や室内の臭い、購入後のコストにも敏感なこと、また営業担当(ヒト)からの情報を求めていることもわかります。さらに、購入経験を積むほどに、それらを見極めるシビアな視点を獲得していることもうかがえます。販売店には、これらのひとに対し、誠実な説明と妥当性のあるプライスを提示することなどが、求められていると考えられます。

 

 

年代別重視度~​の調査概要
————————————————————————————-
◆調査概要

調査期間:2015年8月28日(金)~9月3日(木)
調査地域:全国47都道府県
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:世帯で自家用車を所有している18歳以上(70歳未満)の男女
有効回答数:全2,000サンプル
————————————————————————————-

中古車購入経験別重視度~​の調査概要
————————————————————————————-
◆調査概要

調査期間:2016年1月20日(水)~1月22日(金)
調査地域:全国47都道府県
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:今後2年以内に中古自動車(新古車を除く)の購入を検討している
有効回答数:全2,000サンプル
————————————————————————————-​